「Silencia」 殺伐(さつばつ)  流(なが)れる星(ほし)が また海(うみ)に落(お)ちてゆく 波(なみ)しぶきもなく 波紋(はもん)広(ひろ)がる 沈黙(ちんもく) この空(そら)の彼方(かなた)で 誰(だれ)かが叫(さけ)んだ 雲(くも)にかきけされ 嗚咽(おえつ)深(ふか)まる 静(しず)かにただ静(しず)かに寝(ね)る 心(こころ)の叫(さけ)びはこだまする 泣(な)き声(こえ)もらさないように 息(いき)をひたすら殺(ころ)した 静(しず)かなただ静(しず)かな夢(ゆめ) 叫(さけ)んだ心(こころ)は悲(かな)しく ただ待(ま)つ この身(み)はまた 枷(かせ)を望(のぞ)んでた 黄昏(たそがれ)の間(あいた)から輝(かがや)いた涙(なみだ)の星屑(ほしくず) もう一度(いちど)この大空(おおぞら)が晴(は)れたらと願(ねが)った 永久(とわ)の夢(ゆめ)儚(はかな)くて僕(ぼく)はまた涙(なみだ)を流(なが)して また会(あ)えるよね 僕(ぼく)は君(きみ)をここで待(ま)ち続(つづ)けている 静間時雨(しじましぐれ) 秋(あき)は夕暮(ゆうぐ)れ 騒(さわ)ぐ雷(かみなり) 涙雨(なみだあめ)が ぽつりぽつり したたり落(お)ちて 静寂(せいじゃく)それははかなくて 心(こころ)の叫(さけ)びは届(とど)かず 静間(しずま)の魔(ま)の手(て)がまた 僕(ぼく)の言葉(ことば)を殺(ころ)してる 静(しず)かに流(なが)す涙(なみだ)から 叫(さけ)んだ心(こころ)はむなしく 待(ま)つのも 疲(つか)れ果(は)てた けどまだ終(お)わらない 夕闇(ゆうやみ)に溶(と)け込(こ)んだ一粒(ひとつぶ)の涙(なみだ)の欠片(かけら)が 輝(かがや)いてこの大空(おおぞら)を翼(つばさ)で包(つつ)み込(こ)む 永遠(えいえん)に続(つづ)く道(みち)僕(ぼく)はまた歩(ある)き始(はじ)めてる また会(あ)えるよね 僕(ぼく)は君(きみ)をずっと追(お)い続(つづ)けている 終わり