交わした口づけ乾いた唇 そこにもう愛など無かった 求めれば求め合う度に 感じる二人の距離 雪に溶けて混じり 薄れていった君の面影 白い息となり消えていく共に過ごした時日々 一度はそう愛した愛しい人よ 「さよなら」まだ口にすれば壊れてしまいそうで 声枯らすこの唄で響かせた 見えない明日に広がる二人の隙間すれ違う心 小さな幸せも守れない俺に何ができる? どれくら経つのだろう 離れてから季節は巡りゆく 白の世界の中で立ち尽くす 写る水面に咲く水仙花は 春の訪れを待ちわびて... 色褪せでたこの景色もやがて光が差し込む 愛していた事実に嘘は無い いつかきっと笑えるから 抱きしめて腕の中で 目を閉じて「ありがとう」「さようなら」