[ti:ハナレバナレ] [ar:absorb] [al:最後の鍵] [00:10.280] [00:12.280]灰色の歩道橋が [00:17.420]車に揺られてゆく頃 [00:23.450]僕は君の左側 [00:29.500]歩いて話して時は過ぎてゆく [00:36.290]近所の子供がすれ違い通りゆく [00:42.160]少し前の [00:47.690]僕らもそうだったいつも君がいた [00:54.450]いままでは [00:58.860] [01:03.150]わかりやすい言葉で君にぶつけたら [01:10.340]きっと涙するだろう僕に背を向けて [01:16.480]強がる君はいつも親指握ってた [01:21.760]これが初めてのハナレバナレ [01:29.160] [01:40.640]制服の右袖には [01:45.490]つかみ合って出来たほつれが [01:51.630]ケンカしてまたふざけ合って [01:57.680]怒って笑ってそして泣きあった [02:04.200]街灯に照らされて [02:07.100]アスファルト見つめて [02:10.220]浮かんでくる [02:15.920]公園のベンチやグランドの鉄棒が [02:22.600]消えないよ [02:27.400] [02:32.600]きれいな言葉でさえ受け入れられない [02:38.220]きっとその日がきても信じられないだろう [02:44.510]うつむいた唇がそっと震えてた [02:50.020]隠しきれてない僕もそうだけど [02:57.270] [03:20.440]どうでもよかった一言も [03:26.150]新たな街への高まりも [03:32.190]育んだ時もいつしかこぼれ落ちていく [03:38.460]日暮れの空が儚いよ [03:43.690] [03:48.500]最後の夜は雨で窓を濡らしてる [03:54.260]膝を抱えて部屋の隅で固まるよ [04:00.400]冷えたフローリングが僕を吸い付けて [04:05.640]君の呼ぶ声が [04:10.100] [04:16.160]傘もささずに走る [04:18.330]雨に打たれては [04:21.640]迷う気持ちぬぐって空に求めるよ [04:27.540]せめて今夜だけでも君の左側 [04:33.350]これが最後かな [04:39.250]明日もういない [04:45.260]君と初めてのハナレバナレ [04:50.200]ハナレバナレ [04:52.880]