時に迷い込む熟れた血の果実 朽ちた枝に咲いた 「哀憐」 蔦に絡み建つ歪んだ世界は 堕ちた夢に咲く 「晴れた背に這う翼は?」 繰り返す次元の狭間に 残された壊れた箱から流れる 旋律に揺られて彷徨う 陽かげ炎に姿を重ねてた ただ一人口ずさむ あの箱の歌声さえ 「誰の目にも見えず」 目を塞ぎ闇の中振り出した 赤い雨から聞こえてきたのは 振り返り影を見て 呼びかけたその声さえ 「誰の目にも見えず」 目を閉じて過去を 見るその姿消えた指から 覗く2つ目が 朱に狂い咲く欠けた葉の淵は 朽ちた木々が裂いた 「哀憐」 星が舞い降りた汚れた世界は 堕ちた夢を裂く 「痩けた背を縫う翼は?」 立ちすくむ希望を蝕むそのそらは 「形をなくしゆく」 夢を見たその夢は 夢さえも失せた世界 パンドラの箱から 流れだす感情はいつの日も 赤い雨から聞こえてきたのは 振り返り影を見て 呼びかけたその声さえ 「誰の目にも見えず」 目を閉じて過去を見る その姿消えた指から 覗く2つ目が ただ一人口ずさむ あの箱の歌声さえ 「誰の目にも見えず」 目を塞ぎ闇の中振り出した 赤い雨から聞こえてきたのは 振り返り影を見て 呼びかけたその声さえ 「誰の目にも見えず」 目を閉じて過去を 見るその姿消えた指から 覗く2つ目が