[ti:] [ar:] [al:] [00:00.30] [00:04.30]風詠む不如帰 [00:18.90]一夜の夢を [00:26.90]狩る [00:27.35] [00:41.45]願われて 疎まれて [00:44.25]付喪に至る物には 依り代は [00:46.90]からから くるくるり [00:49.95]忘れ傘にはそもそも下らない [00:53.10] [00:55.00]先立つ (後追う) [00:58.00]我侭なぞ許しませんと [01:00.70]人影 (物陰) [01:03.35]何処までも憑いて逝くわ [01:06.00] [01:06.25]忘れ我々 我忘れ去られて [01:11.95]主に思い出せ 孤独な碌な事 [01:17.35] [01:17.36]河羅々木ぶろうとも [01:22.70]無駄 無視 骸なんぞ [01:25.55]無意味な無意識 [01:28.30]ほらほら 嘘をつく [01:33.35]混じりっ気の命乞いは [01:36.40]咎を齎すぞ [01:38.60] [01:38.61]からから 迷える蛾が飛ぶ [01:45.20]めらめら 燃えろ [01:49.15]卑しく [01:50.55] [01:50.85]唐松をあしらった [01:53.95]柳の様なされされこうべ [01:57.00]こちらへおいでなって [02:00.00]鬼の居ぬ間のなんとやら [02:03.40] [02:04.70]いついつ 出やるのや [02:10.15]狐の嫁入りには 御用はありゃせん [02:15.50]至らぬ 塵芥 [02:20.90]見ていかにゃ 死に損よ [02:23.90]百の物語 [02:29.85] [02:33.95]捨てられた乳飲み子よ [02:36.90]手のなるほうへおいでなさい [02:39.50]まっかっかの鳥居なんて [02:42.15]狐が見せたまやかしよ [02:45.10] [02:45.11]追い越せ (追い抜け) [02:47.65]此処は個々の一本勝負 負け試合 [02:50.50]勝てれば儲けもん [02:53.25]負けた時には 藁にでも縋りなさい [02:56.90]嬲られて 毟られて 堕ちる [03:03.60] [03:11.00]一つ 後ろを振り向かずに [03:16.95]二つ 声を噤ませて [03:22.35]三つ 日陰に入り込むな [03:28.35]破れば お陀仏 [03:32.05] [04:04.35]貴方が欲しい [04:07.00]おいでおいで はないちもんめ [04:09.80]相談なぞいらぬ [04:12.75]こっちで石でも積もうじゃないか [04:15.45]驚きやせん 危惧せず [04:18.20]泣き喚きもしない (畏怖せず) [04:21.00]依りつかない木偶 (誇示せず) [04:23.35]いざ いざ いざ踊ろ (いざ いざ いざ果てろ) [04:26.70] [04:26.71]ケタケタ下駄が鳴る [04:32.00]荒ぶり禍を齎し [04:34.75]和ぎった事無し [04:37.50]物の怪 夢心地 [04:42.65]讃えられ 祟られて [04:45.75]唐松が燃える [04:48.55] [04:48.56]不可思議すら傅く 底抜けの性 [04:54.00]こちらよこっから先は妖番地 [04:59.40]貴方の滑稽さには舌すら巻いて [05:04.95]九十九の物は大事に仕舞いなしゃんせ [05:10.35]道往く次の的はどちら様 [05:15.45]