万歳三唱 精鋭に選ばれし者達よ 絶望の果てに待つ人物 至上最愛・帝国様 拒否など許さぬ!命乞いをしてみろ! 嗜虐な愛好者 警報の音が鳴り響く夜に。 無秩序な中でさえも 確かに存在する哀に泣いた。 「行かないで…?いつだってずっと、君の笑顔を見続けて居たい」 再会の鐘が鳴らない事を知り、 「忘れるな!いつだってそうさ、夢の続きは誰が為にある…?」 揺るがない決意抱いた。 飢えた者に告ぐ 食人嗜好と化して 嗜好的愛好者 赤紙が届いた二人の夜は 一秒、刹那な時でも 時計の秒針刻まれるたびに泣いた。 「さようなら…?もう二度と会えない。振り返らず先を歩いてね」 苦し紛れに出した言葉 「愛してる、愛してる、ずっと。この身が滅びて朽ち果てても」 二人は背を向けた。 欲望の果てに苦しみもがいた姿は 腐って骨格だけになった哀れな鬼神卿だった 人々はそれを眺めて笑っていて まるでどっちが鬼神かわからぬ様だ。 狂っている。そう 狂っていた。