ゆう ゆぅ ゆるり たゆたう想いは未だ 囚われたまま 届かない ゆぅ ゆら ゆらり たゆたう時間にさえ 忘れ去られた 季ノ狭間 「季ノ狭間」 歌:中恵光城 作曲:あたいわだれか 編曲:木下たまき 作詞:つきみ ゆう ゆぅ ゆるり たゆたう小舟の先 煙(けむ)にのせましょ 文流し ゆぅ ゆう ゆらり たゆたう心の奥 声にならない 歌唄い 詠み人しらずの唄が またひとつ 宵闇に紛れ、交わりを迎えました。 哀しみを忍びながら 小指に絡まる糸に触れていた 此の夜を越えたならば 貴方にまたお逢いできるのだと 私は今も、口ずさんでいます。 ゆう ゆぅ ゆるり たゆたう波間に触れ 紋に揺らいだ 宵月夜 ゆぅ ゆら ゆらり たゆたう言葉のまま 闇を彷徨う 朝月夜(あさづくよ) 弓なりにしなう愛が またひとつ 戯れを隠し、別れを迎えました。 残り香を偲びながら 小指に繋がる糸を包み込む 此の夜を越えたならば 貴方にまたお逢いできるのだと 私はずっと、お待ちしております。 此の夜はまだ明けない 季節が閉じ込められた世界で 私は永久に、お待ちしております。