廃れた夢 作詞:黒川うみ 作/編曲:折倉俊則 鳥籠の中 赤い実を食(は)む 毒に気付かず小鳥は甘(うま)げに 緩る緩る沈む 意識の海を 泡(あぶく)を噴出す惨めな姿で 見つめている... 空ろな黒眼を見開き 遠ざかる現実に、さよなら これで君は自由だ 僕の手をすり抜け 飛んで行くんだ、どこまでも軽やかに たとえ残酷な夢物語でも 君に自分を重ねては、嗚呼... 囚われの鳥 麗しい声 珍しいだけの生きた置物 繰る繰る移る 遊び心に 季節の花より早く飽きられる 愛している... 異国の眸と言葉で 帰れない故郷に、さよなら そして君は死に果(は)つ 飛べない翼でも 羽ばたくように、高見から軽やかに なんて遣る瀬無い生き様なんだろう 君は明日の僕なのか ならば君を追いかけ 僕はペンを取ろう 笑顔の君を、求め続ける物語(はなし) たとえ残酷な夢物語でも 君に自分を重ねては、嗚呼...