夕陽沈む空を 仰ぎ見ても 募る想いは増すばかりで 胸の上 手を乗せ 撫でてみても 高鳴る音は消えずに Ah 果てなく 広がる 夕暮れ 目指して 昏い 翼を 広げて 今 風の中 飛び回る この姿は きっと、見つけられる ことはない 「感じていて」 夢の中 押し込めた この願いが もし 叶うことが あるならば 「私を捕まえて」 夜に 霞む空を振り返ると 心 切なさ満たしていく 明かり 探して彷徨うっていても 雲間に月は消えゆく Ah 星々 瞬く 大空 目指して 黒い 翼を 広げて 今 風になり 闇を裂く この姿は きっと 追いつかれることはない 「繋ぎ止めて」 恋を知り 飛び出した この願いが もし 届くことがあるならば 「その手で捕まえて」 夜明けが 近付く 地平を 目指して 強く 翼を 広げて 『私に、追いつけますか?』 今 風の中 飛び回る この姿を きっと 見つけられると信じて 「見つめていて」 夢の中 押し込めた この願いを もし 告げることが出来るなら 「私を抱きしめて」 END