作曲 : MANYO 作词 : 日山 尚 凍てついた世界を 白く霞ませる吹雪が いのちを抱く ひび割れの鏡は 歪んだ真実の欠片 誰かを蝕んで 閉ざされた城に咲く薔薇の 儚い夢幻 止め処なく降る雪 心を震わせて 穢れなき瞳は何を映す? 氷りつく手のひら 触れた唇 いつか全てを溶かす その日まで ただ 眠る… 静寂の雪原 何処かに在るはずの希望求める影は 白銀の花片 埋め尽くす冷たい道を ひたすら駆けてゆく 届かない空を見上げても 刺さる棘はそのまま 想いごと雪へと封じられるのなら 淋しさに疼く痛みも消える? 氷りつく涙に指を這わせて 声のない叫びから哀しみが ほら 滲む… 閉ざされた城に咲く薔薇の 願いを叶えるため 当て処なく彷徨い 消えてゆく足跡 追い縋る永い旅路の果てに 氷りつく躯が 祈る言葉が もしも別れの刻を告げようと 止め処なく降る雪 深く沈む冬に抗って 未来に何を望む? 薄氷(うすらい)の向こうに落ちる涙が いつか全てを溶かす その日まで さあ 眠れ…