[ti:] [ar:] [al:] [00:01.75]螺旋の階を駆けて [00:07.22]幾多の夜が逆巻く空木(うつぎ)ノ穹(そら) [00:24.58]古の御代(とき)より 嗚呼 救いなど無く [00:30.19]唯 死に縋り 奪い合う慈悲(いと) [00:35.71]歪んだ片笑みが 世界さえ塗り替えて [00:41.49]闘う為の舞台を飾る [00:47.64]刻(とき)は来りて [00:50.23]天の声が鐘を鳴らし 誰を導く [00:58.36]螺旋の階の奥で 乾いた蝶が崩れる様は [01:10.08]十六夜の月の如く 欠けた命の危うき美しさよ [01:32.72]蝋で封じられし 亡者等の言の葉 [01:38.36]残るは一つ 奪い合う羽 [01:44.03]無数の抜け殼は 兵の成れの果て [01:48.99]闘う為の刀は此処に [01:55.71]刻(とき)は過ぎ去る [01:58.49]土を割りて灰を散らせ 紅き焔(ほのお)で [02:06.36]十字路に蔓延る影は 痛みも楽も知らず彷徨う [02:17.83]陽炎の風の如く 在り得ぬ心満たす空白のゆめ [02:38.04]誰かが 掴んだ脚 嘆きの沼 [03:05.07]刻(とき)を隔てて [03:07.47]其の想いが闇を払い 君と繋がる [03:15.83]螺旋の境界を曝け 骨に絡んだ泥の人形 [03:27.10]有明の月の如く 少女の刃 妖しく耀きて [03:39.57]螺旋の階を駆けて 幾多の夜を鎖した嵐 [03:49.80]永久(とこしえ)に続くならば せめて照らせよ [03:57.99]届かぬ空木(うつぎ)ノ穹(そら)