踊り続ける雪に今溶け合う幻よ ねぇ全ての罪を許して 愛しくて愛しくて 泣き出しそうな空仰げば 苦しくて苦しくて 凍えた孤独が窓を揺らしてゆく 舞い散る白い吐息 溜め息に 木霊する刹那 曇りガラスの向こうに あの日の君がいるから 踊り続ける雪に今 無色透明な偽り無き君はもういない 変わり続ける時代だけが 痛みを許しても 降り止まない雪の幻 いつの日かいつの日か この命もまた空へ帰るでしょう 愛される程に楽になれない 生まれゆく刹那 あの日閉ざした扉の向こうに 君がいるから 踊り続ける君はVenus 雪の妖精に包まれては遠く消えて行くよ 変わり続ける時代の中 不確か温もりを 照らし出した白い羽衣 踊り続ける雪に今 溶け合う幻 ねぇ全ての罪を流してほしい 変わり続ける時代だけが 痛みを許しても 遠い空の君は戻らない