その名前を呼ぶ声を 僕は確かに聞いたのだ 遠く 高く 波打つように響きでもって 空色の水面に反射する 木霊 傘花 遠雷 案山子や取りこぼされたことの葉が ひらり ふらり 永遠の冬を回遊する 夕凪 手のひら シリウス 拍動 そのまな裏に光を映し 笑いながら 歌いながら 子供らは今も 知らないはずの夢を見っている 知ってる? 霧の町で迷い子になったら お魔獣乗りの歌を歌うの 誰から教わったのか よく思いだせないんだけど そう、たしかこんな風に ラララララ ラララ ラララララ ララララララ 夕凪染まる空へ 星座を集めて 君の手のひらへ 溢れそう