しじまに消ゆ常ならん灯よ 月影に瞳閉じて 風に踊る花弁にそっと 揺らぐ心重ね黄昏を行く 冴ゆる海へ傾いた舟に ゆかしき歌よ八千代に巡れ ひらりひらり時代に遊ばれ 刹那さやかに一睡の夢 仮初イロハ 匂えど散らん 大和撫子看板娘 あでやかに物言う花であれ 盛ってあそばせ、薄化粧 徒然、ウタカタビト 天照す世の、絢爛娘 浮世に輝く希望であれ 時代は乱世の晴れ模様 海辺に馳せる夢 月影に瞳閉じて 萌ゆる海へ赴いた舟の りりしき歌よ八千代に巡れ はらりはらり 現に流され 刹那さやかに 泡沫の夢 仮初イロハ 匂えど散らん 大和撫子看板娘 つつましき静かな月であれ 塗ってみちびけ、死化粧 徒然、ウタカタビト 天照す世の、絢爛娘 浮世に煌く光明であれ 時代は乱世の雨模様 海辺に消ゆる夢 月影に瞳とじて 月奏で夜の、凜然娘 現世に輝く偶像であれ 時代は乱世の春模様 深海に消ゆる船 魁の運命とじて