つぼみは果実になる でもまだ時はかたくな だからこそもっと奥が見たい その奥が今見たい ふいにかすめるよ 僕と君の手が触れた瞬間 風の中であの日見た夢と まるで同じ場面 このままどこまでも 二人で歩きたい 太陽は巡り来るのに 抱きしめたあの日から 時間が進まない 気持ちは踏み出そうとする でも足がつかぬ海のよう ガラスの壁は消えたよ もうためらうことはない 敷き詰められた破片さえ 次々と溶けてくのに 街のざわめきに 姿をなくしてしまいそうな声と あどけないその仕草を 今すぐ抱きしめてしまいたい 明日のその向こう この手を伸ばすのさ そして片方は君の手を 昨日の影なんて 気にすることはない そっと心を開いて 僕の隣においでよ どこまで歩いたら たどりつけるだろう 約束の場所を目指して いつまでも離れない 君だけに触れてたい キャンドルに未来をともすよ 永遠の地図を照らすように