どれが本当の僕かわからなくなってた もうじゅうぶんです 苦しくなるのは たくさん泣いたし えらかったよ もうじゅうぶんです 優しくなるのは だって君は もう 優しいんだから 「明日は来るよ」と誰かが歌えば 「来るけど地獄だよ」答える僕だった ひねくれすぎて ねじれちゃって 死ぬ気になれよ 死なないから 一体何にびびってんだよ 本当に 何にびびってんだろ 嫌われてないよ 大丈夫さ そんなにお前を気にもしてないよ わかってんだよ でもなぜか怖いんだ もうじゅうぶんです よくやりました だったら今すぐ なんかくれよ じゃあ あなたは一体 何が欲しいの? そうだな できれば 参加賞が欲しいな ひとつでいい ちいさくていい 賞金なんか誰かにあげるから 「ここにいた」ってこと 証明してみせてよ 死んだっていいよ 死ぬんだから 僕の最後の日はいつですか せめて その前の日までには 準備しておいてよ おいてよ 苦しくていい なれてるから 悲しくていいよ なれてるから 痛くてもいいよ なれてるから でも 優しくしないでよ 泣くから 「泣いてもいいんだよ」 「気にしなくていいよ」 やっぱり君が優しく言うから 準備するどころか あるはずなんてない 「生きてる」って証拠を 渡してくれたんだ 空っぽの僕の手に  空っぽの君の手で 握りしめてくれた 「ほら ここにあるよ」って 「ふざけんなよ」って 言いながら 泣いた