「百万年ダイアリー」 夢中(むちゅう)になって走(はし)った 光(ひかり)をつかむほどに 流(なが)れる星(ほし)の 彼方(かなた)に向(む)けて つながりあった記憶(きおく) 心(こころ)にとどめたまま 消(き)え去(さ)る夢(ゆめ)を 追(お)いかけてゆく 溢(あふ)れ出(だ)す叶(かな)わぬ想(おも)い 誤魔化(ごまか)しきれない鼓動(こどう) それでも僕(ぼく)らはここで 必要(ひつよう)な痛(いた)みの数(かず)を 数(かぞ)えるために今(いま) 歌(うた)うんだ 傷(きず)を負(お)って生(い)きる あの子(こ)の夢(ゆめ)を見(み)たよ 優(やさ)しい雨(あめ)が 涙(なみだ)のかわり 星空(ほしぞら)の誓(ちか)いを立(た)てた夜(よる) ぬくもりを知(し)らぬ世界(せかい)を抱(だ)きしめると 君(きみ)と出会(であ)えたこの時(とき)は まだ見(み)ぬ明日(あす)への希望(きぼう) 言葉(ことば)を重(かさ)ねることで つないでゆけると信(しん)じ 儚(はかな)く消(き)え去(さ)るだけの 運命(さだめ)を映(うつ)した瞳(ひとみ) それでも僕(ぼく)らはここで 大切(たいせつ)な絆(きずな)のありか 伝(つた)えるために今(いま) 歌(うた)うんだ 終わり