[00:00.709]あの日 [00:02.008]二人は一枚の書類にサインした [00:05.052]そして 互いの背中を見ることもなく 無言ではかれた [00:12.146]六年と四か月、長かったのか短かったのか [00:37.523]僕の一目ぼれから始まった恋は [00:41.609]意外のほどスムーズに実り [00:45.213]一年後 二人は結婚した [00:48.847]幸せな日々の中、赤い糸で本当にあったのネットを [00:56.876]しみじみ彼女が言った [01:00.236]「そう それも切っても切れない鋼鉄製」 [01:05.646]僕たちは二人でワンピースなんだよね心からそう感じでいた [01:13.612]僕は彼女のためにもっと仕事を頑張ろうと思った [01:22.112]彼女はそんな僕のため快適な住処を作ってくれた [01:30.355]このプロジェクトが無事に終わったら [01:35.041]どこがゆっくり旅行しよう [01:46.603]結局その後も仕事に忙殺されて [01:51.228]旅行には行けず [01:53.007]それどころか、休日出勤まで余儀なくされた [02:06.444]いつの間にか僕の心がささくれ立ってきた [02:13.694]只管僕を待つ彼女を [02:18.021]なぜか疎ましく思うようになった [02:30.162]あの時 十分に分かっていらはずだ [02:37.880]二人の会話がぎくしゃくする理由も,もっと彼女と向かい合っていたら [02:45.855]仕事のために仕事をすることの不毛さ [02:51.285]いらだちを彼女にぶつけられす [02:55.448]すべて一人で抱え込み、一人で不機嫌になっていた [03:02.876]やがて、まるでバベルの塔のように [03:08.546]互いの言葉が届かなくなった [03:14.724]裏切り [03:17.564]彼女を裏切ったのは僕だった [03:22.255]そして、深みにはまた僕は理性をなくした [03:29.505]「別れましょう、あなたは憎みたくないから」 [03:39.079]まっすぐ僕の目を見る彼女は凛として美しいと思った [03:49.677]僕には一言しか言えなった [03:57.971]「ごめん」 [04:10.132]あれから、いくつかの年月がたんた [04:17.862]僕は一人になり 心から感じでいる [04:23.462]今の僕を形成するものの中に、かなりのありあいで [04:28.925]彼女が存在していること、悲しみや喜びを一緒に味わった分だけ [04:36.784]彼女いろの考えや感じ方が僕の中にあること [04:43.442]そして、いろんな出来事を超えてもなお [04:48.623]今も友たちとして近くにいてくる彼女に [04:52.996]今日デートをもし込んだ [05:00.183]彼女とゆっくり誠実に向き合っていきたいてと思う [05:10.004]鋼鉄製の赤い糸が [05:13.611]もし 今でもきれいていなかったら 僕は