[00:12.912]携帯のライトが点滅しているこんな時間のメール [00:24.113]やっぱり彼女からだ [00:26.962]たっだ一言をきて僕は大きな溜息をすると [00:35.200]着替えているの場所へ向かう [00:47.354]真夜中に浮かび上がる見慣れた扉 [00:52.431]いつも彼女が最後に辿り着くバーの重い扉を開けると [01:00.284]いた [01:05.733]やばい やっぱり酔ってる [01:09.991]僕は彼女のテーブルへ近づく目があった [01:19.112]あ 彼女が大声を上げて泣き出した [01:24.887]僕はマスターに声を掛ける [01:29.009]「いつもごめんね」 [01:30.636]「いやいや それより慰めてあげて」と彼は優しく笑う [01:45.290]隣に座って泣きじゃくる背中を察すて上げる [01:52.405]泣きながら彼女は空のグラスをマスターに差し出す [01:58.365]「ね もうやめときなよ」 [02:03.434]マスターは僕に軽くうなずいて [02:06.631]新しいグラスを彼女に渡す [02:11.432]そう 彼女のグラスはとっくにノンアルコール [02:19.234]それでもこんなに酔って [02:24.952]「あんな男」と小さく呟くと彼女は一気にグラスを開けた [02:33.051]そして ストンと電源が切れたみたいに眠り落ちた [02:44.666]三ヶ月ぶりくらいかな [02:47.117]そういってマスターは笑う [02:50.349]「彼氏とそれだけ続いたってことでしょう」 [02:55.579]「お騒がせしました ありがとう」 [03:01.580]僕はいつものように [03:03.928]本当に大変な思いをして彼女を自宅に送り届けた [03:12.460]いつのもように [03:29.419]困った時 嬉しい時 [03:34.204]どんな時でも [03:35.851]彼女からやってくる新しい恋の話 [03:41.702]恋人がいかに素敵かを永遠と僕に語る [03:47.826]最後に彼女が僕に言う [03:51.736]「あんたは 親友だからね」と [03:56.664]僕はいるも笑って返す [04:00.880]一方的だけどね [04:06.569]親友 [04:12.294]そう僕たちはこれでいい [04:17.202]僕は自分の気持ちを抑えながら [04:19.793]独り言を言う [04:23.688]彼女が僕を必要としてくれるなら [04:27.352]このままでいい僕の愛はこれでいい [04:40.137]東の空が白み始めてきた街を [04:44.316]僕は一人歩いていた