[ti:] [ar:] [al:] [00:12.33]当たり前に彼女は言う [00:15.04]「僕を拐ってくれないか?」 [00:17.90]当たり前に目を伏せて多分、笑っていた [00:23.84]情けないを抱え込む僕を、 [00:27.23]笑ってくれないか [00:29.79]浮かんだあの娘は何処へ向かう? [00:32.40]と泣いて そう、ただ泣いて! [00:47.31]頑なに隠していた [00:50.26]淡くて脆い思いをさ [00:53.11]掴んだ手の平を見てはただ、笑ってた [00:59.13]当たり前に彼女は言う [01:02.11]「僕を笑ってくれないか?」 [01:05.06]繋いだ両の手解いてさ、伸ばして [01:08.74]また繋いで [01:11.14]何もかもを繰り返して [01:14.00]色違いの街を凪いでいた [01:16.82]アレも、コレも取り返して、 [01:19.73]聞こえない振りをして [01:22.13]ああ、 [01:22.88]「ひとりきりの今日はいつか、 [01:25.79]擦れ違いの明日へ向かうの」 [01:28.84]そんなことばで、無邪気に笑っている [01:36.25]―おしまいを思えば、はじまりが来てしまう [01:42.21]―間違いの色で、塗り潰してしまう [01:47.34]―最低なんだ、僕は其処で笑っている [01:53.52]「ねえ、そうだろう そうだろう?」 [02:21.59]当たり前にあの娘が言う [02:24.36]「君を笑ってしまえたら」 [02:27.32]浮かんだあの眼の色もさあ、 [02:30.29]多分 笑っていた [02:33.34]情けないを抱え込む君を拐ってしまえたら [02:39.28]塞いだ今日と足りない未来 [02:42.27]掴んだ情、不確かな期待 [02:45.13]全部、全部ひろいあつめた [02:47.85]そのなかになにをみていた? [03:16.15]何もかもを振り返って色違いの価値、 [03:20.70]探していた [03:22.41]どれを、どれを選んで、 [03:24.86]気付かない振りをして [03:27.47]ああ、 [03:28.17]ひとりきりの今日もいつか [03:30.77]擦れ違いの明日を迎えて [03:33.77]当たり前の今日にまた、戻る [03:39.43]―どうしたいと今思ってるのかわからなくて [03:45.63]―間違いない答えを探していて [03:50.69]―だいたいの真っ白にしてしまう [03:57.51]「それで良いのだろう 良いのだろう 今は」 [04:02.46]―おしまいを思えば、はじまりが来てしまう [04:09.02]―間違いの色で、塗り潰してしまう [04:14.58]―最低なんだ、僕は其処で笑っている [04:21.51]「ねえ、そうだろう どうせそうだろう?」