落とした鏡に 私は映らないわ 朱里(あかり)を照らせば 消えるもの 眩しいわ ねぇ 眩しいの あぁ 心ごと消えてなくなりそうよ 月夜に溺れた 憐われな魚たちは 朱里(あかり)が消えれば 見えるもの ねぇ 怖いの ねぇ 手握って あぁ 如何か 眠り 訪れるまで 晴れたら空に ルナリアを蒔いて 遠くの地を 光回線(ひかり)が舞う頃 モノクロームの夜は色付いて 「もう、怖くないから。」と 笑ってよ 哀しいの ねぇ 哀しいの あぁ 酷く歪んだ陽が落ちて逝く 眠りを喰らう あの獣の声は 闇夜の静寂に 響くのよ ねぇ 黙って ねぇ もう黙って あぁ 私を喚んだ声がしたの 晴れたら空に ルナリアを蒔いて 暗い闇魅(やみ)が 私を抱く頃 心奪って 手を離さないて 光が待つ場所へ 連れでって 空が 晴れたら…… おわり