小雨降り出す中で 窗邊越しに見ている 鳥の群れをなして 枯葉木(かれはぎ)離れ 光の渦を探し迷いの森へ 噂の地を見つけに 掃れない日々 暗闇の中 煌煌と光る虹が 私たちに襲い掛かろうとして 光澤の未知 進んで先にあるもの それは見たこともない夢のはじまり 晴れ渡る頃には 雫が乾き 奧に突き進みそして見付かぬ樣に ひっそりと佇む 一つの週期 夢幻の宙 煌煌と輝く星屑 誰も彼も口を揃えて詠うんだ も~う二度と 現實に戾れない理由を 見つけ出すまで掃れそうもないから 鮮やかに思い出されるこの感觸 あまりにもリアル過ぎて壞れようとして 輝いているこの世界の存在を 忘れようとはしないから默っておこう