桜咲く放課後に初恋の風がスカートを揺らす カビ臭い体育倉庫にセックスの後の汗がこびりつく 大地讃頌(さんしょう)が流れるグラウンドに 初戦で負けた野球部の涙が詰まっている あああ僕はなにか やらかしてみたい そんなひとときを 青春時代と呼ぶのだろう 可愛くて憧れだったあの娘が 今じゃあ歌舞伎町で風俗嬢だとよ PKを決めて英雄だったアイツが 今じゃあちっちゃな町の郵便屋さんさ とても幸せなはずなのに なんだか なんでか涙が出るよ あああ僕はなにか やらかしてみたい そんなひとときを 青春時代と呼ぶのだろう 僕等はいずれいなくなる 一人一人ずつ星になる わかっちゃいるさ 知らねえさ 今はただ此処で笑ってたいだけさ 大人が死ぬまで あと25年 僕等が死ぬまで あと50年 あああ僕はなにか やらかしてみたい そんなひとときを 青春時代と呼ぶのだろう 僕等はいずれいなくなる 一人一人ずつ星になる わかってるよ そんな事ァ 知らねえよ そんな事ァ 今はただ此処で笑ってたいだけさ 大人が死ぬまであと半年か 僕等が死ぬまであと1日か あああ僕はなにか やらかしてみたい そんなひとときを 青春時代と呼ぶのだろう 俺の魂は 俺の魂が 俺の魂で 俺の魂なのさ 嘘ついて でたらめこいて それでも自分には正直なのさ 誰かと付き合って 別れて傷ついて 歌を歌って また好きになる あああ僕はなにか やらかしてみたい そんなひとときを 青春時代と呼ぶのだろう とても悲しい時だってあるのに なんだか なんでか笑顔みせるよ あああ君と会えて本当に良かった そんな僕等を青春時代はつつむだろう 青春時代はつづむのだろう 終わり