作曲 : 一戸惇平 作词 : 一戸惇平 知らないうちに降った雨は 知らないうちにあがったようで 埃っぽい雨の匂い急に訪れた夏の気配 僕は立ち止まった 夕立雲が向こうの空に広がり もうすぐここへやって来るね 壊れた傘はもうやめて ずぶ濡れでよかった帰り道 夕立が町の熱を少し冷まして 駆け込んだ駅の中で止むのを待って 君の背中を追いかけてたあの夏のようで 夏の夜には秘密を一つ 雨が降ったらここでおはよう むせるような外の匂い 通り過ぎてゆく雨の後で 影は二つ伸びて 昨日と違う君に僕は気がついて 知らない振りをしてまだ遊び続けて 誰より早く夏の中を君は駆け抜けてゆく 懐かしい気持ちはそこらじゅうに 懐かしい気持ちはばら撒かれて 夕立が町の熱を少し冷まして 駆け込んだ駅の中で止むのを待って 君の背中を追いかけてたあの夏のようで