作曲 : 高鈴 作词 : 山本高稲 かすかにララバイ 旅立つ者に静かに話す年老いた男 数を数えるような日々を 一途に選んで来た 後悔はない 生まれた町を出て行くのならば 俺の靴を持って行けばいい 少しの手土産だと思って履いておくれ よく似た足合せて その足は動く振り子のように何処へも運ぶから 大地を蹴れ叩け 迷いもまた蹄に刻むのさ 夢が大空へ羽ばたいてる カモメが呼んでいる 愛が海を抜けて届くために男は歌っている その場所で骨を埋めようと決めたのならお前に伝えよう この場所はいつか声をあげて泣けるためのものさ その場所と違う生き方さえお前は知るだろう この場所でいつか声をあげて笑い合いたいのさ ゆりかごの靴底 揺らしてみては 幼子をあやすように 歌い続ける