刻(とき)渡りて届け… 涙も枯れた此の世界 憎しみ転がる瓦礫の中 偽りだけの平穏は脆い殻 壊した指が[彼方へと]誘(いざな)う さあ 命預けて その聲が古い傷に懺悔を刻もうと もう一度全ての人々が 願う明日(あした)へ生まれる詩謳う 瞼を閉じて なお視える 優しき無数の光と影 闘い喪った夢の亡骸を支える指が[未来へと]導く さあ 開け扉よ まほろばへ繋ぐこの詩(うた)を…