闇に浮かぶ明かりは 現在を繋ぐ最後の記憶 揺れて消えた刹那に 捧げ与う快楽の血よ 回る歯車が 軋む音をたてて 欲望に魅せられ疼く夜は 贅を尽くし美食に酔う饗宴を 永遠を生きる者は知るだろう 首筋に滴る赤き儚さの意味を 月は瞳を映し 赤く染まり街を彩る 去りし過去嘆くより 与えられし力愉しめ 回れ歯車よ 軋む音はつづく 渇望に苦しみあえぐ夜は 赤い月が脳裏を蝕んでゆき 相容れない者同士は出会う 崩れ落ちた廃墟の夜を越え闇に還れ 望む未來が泡沫の夢の 残骸なら跡形も無く消え失せて 欲望に魅せられ疼く夜は 贅を尽くし美食に酔う饗宴を 永遠を生きる者は知るだろう 首筋に滴る赤き儚さの意味を