ほのかな香りを乗せて 桜並木の風 あなたへ私の恋を 運ぶよきっと 朝もや 川沿い 人気もまばらなこの通学路 凛と澄み渡る空気 あなたに出会った日の景色 まだあの時は 知らなかった 初めての恋だから 心に溢れる想いをそよ風に乗せて ほら 気付いてくれたのかな 素直な私で今伝えたい あなたがいるから いつだって笑顔でいられる あなたの呼ぶ声 遠くにいたって聞き分けられる 花びら 読みかけの小説の 栞にするのももどかしく 悲しい時や 不安な事 優しく包んでくれた 何気ない言葉や 時々叱ってくれたり ほら あなたがくれた気持ち 心に刻んでいく そのすべてを 逃がさないように 受け止めて 冷たい風が吹きつけ 握り合った手と手 もっとずっと このぬくもりを感じていたいよ 差し込む光が二人を照らした瞬間 ほら 予感は確信へと 見上げた景色に 今誓うよ あなたの隣をいつの日も 歩いていこうと