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[00:24.74]好きと云はれりや谁にでも
[00:32.47]からだをひらくをんなだと
[00:37.86]世间(ひと)がわちきを嘲笑(わら)ふのを
[00:44.60]知らぬわけではありんせん
[00:50.26]だけどこの命
[00:53.74]一思ひに投げ出した相手は唯(たった)一人だけ
[01:03.03]噫こんな奥底を突き止めて置きながら
[01:08.72]知らぬ存ぜぬぢや余り然(そ)で无いわいな
[01:15.76]月に丛云(むらくも)花に风醉わせておくんなんし
[01:25.33]惚れて候
[01:33.16]
[01:49.96]好いたお人にや何处までも
[01:57.78]莫迦(ばか)になる样なをんなだと
[02:03.19]世间(ひと)がわちきを嘲笑(わら)へども
[02:09.84]自弃(やけ)や势(はず)みぢやありんせん
[02:15.78]だからこの心
[02:20.18]破いて千切れる迄(まで)抱いてよ唯(たった)一度だけ
[02:27.63]噫こんな痛みなんぞ明日の望みなんぞ
[02:34.31]见えぬ闻えぬ本当も嘘も无いわいな
[02:41.56]指切拳万针千本呑ませておくんなんし
[02:50.79]暗(く)れて候
[02:56.88]
[03:18.07]无无(なけな)しの命の证を点(とぼ)しておくんなんし
[03:31.60]判るざんせう