なぜ君はいつでも悲しそうに ベランダから秘密を捨て去ってしまう 高速道路の真ん中を歩きながら 街頭の明かりを壊して行く 僕らの影がほら 消えてゆく 繋いだその手を離さぬように あの子が形を無くさぬように すっかり凍ったこの街を 僕らは必死でころげ回る 僕らはもう少しだけ 素直に生きるべき なんだよ 行こう 僕らみんなが欲しがる ”救い”なんかいらないんだよ