掠れた声で紡いた 微かな祈りのことのひとひら 青と通り行く雨に 流れ溶けて混ざった 木漏れ日差す足元と 過ぎし日刻む背の木々達と 愛した君の記憶と それだけでいいと思っていた いつか星が暖かい花の蕾はとうに枯れてしまった 風に紛れ小さく 歌う事しかできないけれど 赤く落ちる痛みは 貴方の耳に届くでしょうか 消えた指輪の跡見つめ 遠い気は流れて星と重なり 膝を抱え待ちわびる 時間の呼吸は止まった いつも求めてた白い影は 歪んで消えた陽炎のように 闇に紛れ小さく 歌う事しかできないけれど 鈍く響く痛みは 私の声を潰すでしょうか 風に流れ 時に紛れ 闇に溶けて小さく 歌う事しかできないけれど 闇に紛れ小さく 歌う事しかできないけれど 鈍く響く痛みは 私の声を潰すでしょうか 夢に落ちて静かに もうこの声は届かない 私を消して全て忘れて