[ti:] [ar:] [al:] [00:00.00] [00:00.10] [00:00.10] [00:00.15] [00:00.52]ふらりふらりゆれて、やがては落ちゆく。 [00:06.09]ちいさな秋を踏みしめて。 [00:11.45]さらりさらり擦れては舞う、儚げに。 [00:17.20]他には何もなく。 [00:22.84] [00:23.08]ーああ、ここはこんなにも静かなのだと。 [00:28.00]ふと周りを見渡す [00:34.40]収穫祭の喧騒から逃げ出した [00:39.00]僕だけの場所 [00:45.45]…そのはずの場所。 [00:47.95] [00:48.15]紅い紅い錦を基調に [00:52.99]銀杏を塗した様な髪 [00:58.40]どこかしら、寂しげな瞳が [01:02.39]どこか、虚空を見つめ [01:09.40] [01:10.36]聞き知った童謡 [01:12.26]もはや季節外れに近い賛歌を [01:20.88]誰に聞かせようと言うわけでもなく [01:26.44]唄っている [01:32.02]誰かと、問う事もせずに [01:37.30]立ち尽くして [01:42.09] [01:42.09] [01:42.39]淡い、この感じ。 [01:47.70]目を疑うような幻想に [01:53.27]それは、人、恋し? [01:58.54]そんな視線を重ねた [02:04.25] [02:04.50]もうそこまで来ていると [02:10.59]称える季節の終わりを [02:16.52]嬉しそうな [02:18.53]寂しそうな [02:21.97]そんな眼が伝えていた [02:27.50] [02:30.00]深く深く溶け込むように [02:40.24]この景色のひとつへと [02:51.98]言葉では表すべくもなく [03:04.44]ただ見つめるばかり [03:13.42] [03:13.43]淡い、この想い。 [03:18.68]終焉ってしまう季節の名残に [03:24.35]思いを馳せて [03:29.60]そんな視線を捧げて [03:35.29]淡い、この感情。 [03:40.70]きっと触れてはいけないのだと [03:46.48]心が囁く [03:51.60]そんな視線に恋して [03:57.19] [03:57.45]もうそこまで来ていると [04:03.78]感じる季節の終わりを [04:09.53]ならば、一緒に迎えようと [04:14.94]その歌を [04:16.82]僕も、今、一緒に。 [04:22.13]口ずさむ。 [04:26.05]