作词 : LOLI.COM、タケ·ヨシキ 幻想郷(げんそうきょう)は包(つつ)まれた 人(ひと)の気持(きも)ちが場(ば)を変(か)えて 天地(てんち)を司(つかさど)っていた それは神々(かみがみ)のみぞ知(し)る 娘(むすめ)が流(なが)したカナシミも 男(おとこ)が残(のこ)したニクシミも 全(すべ)て吐(は)き出(だ)したその声(こえ)が 山(やま)に陰影(いんえい)を齎(もたら)した それから時(とき)は流(なが)れゆき 世(よ)迷(まよ)いごとに流(なが)されて やがて憂(う)き世(よ)に疲(つか)れ果(は)て 叫(さけ)びを心(こころ)に閉(と)ざしゆく 心(こころ)と山(やま)は乾(かわ)き果(は)て 樹海(じゅかい)の花(はな)は枯(か)れ果(は)てた それでも神(かみ)はここにいて 我(われ)の眼(まなこ)で地(ち)を見(み)つむ 叫(さけ)びを忘(わす)るは とうの昔(むかし) 心(こころ)を歪(ゆが)め 歪(ゆが)められ のっペらぼうが口(くち)にする 「物(われ)の道理(どうり)の何(なん)たるや」 「誰(だれ)か我(われ)らの声(こえ)を聴(き)け」 心(こころ)は声(こえ)を上(あ)げている されども 言葉(ことば)は叫(さけ)べない 悲(かな)しき 足(あし)の桎梏(しっこく)よ 嗚呼(ああ) この魂(たましい)は 永遠(とわ)に 消(き)えぬ灯火(ともしび) たとえ 全(すべ)て消(き)えても 虚空(こくう)を見(み)つむ運命(さだめ) 人(ひと)はいつの日(ひ)か涙(なみだ)を失(うしな)う この山(やま)の中(なか)でだけは 悲(かな)しみに 身(み)を委(ゆだ)ねても 終末(しゅうまつ)の時(とき)は 誰(だれ)も訪(おとず)れず 生命(いのち)ばただ 朽(く)ち果(は)てる それでも山(やま)はこだまする 人(ひと)は悲(かな)しみを一人(ひとり)繰(く)り返(かえ)す この山(やま)の中(なか)でだけは そよ風(かぜ)に 身(み)を委(ゆだ)ねても 終末(しゅうまつ)の時(とき)は 誰(だれ)も訪(おとず)れず 生命(いのち)ばただ 朽(く)ち果(は)てる それでも神(かみ)はこだまする