啓く常世の淵に 降神は為らず 命御贄に捧ぐ 偽りの千早 寄り添う光 夢に見て 消え入る歌に 酔い痴れ 見上げるには遅すぎたと 知る鳥は瑞垣の向こう 静かに時の調べを纏って 砂の上で踊る日々が 神奈備に穢れを満たして 依代 作られたその幻 君によりて現世 聞こえない声は 祈り及ばぬ為と 鳥たちを掲げ 夜の闇にも 似た憂い 禊摘むほど 離れて 永く高く積み重ねた - vitiorm diflifr - 手の届かぬ底 剥がれた凪の欠片を求めて 砂の城で踊る日々は - imagif insipientia - 寄絃の調べも いつしか飛び立つ鳥は映して