エロイーズ:ここにいらっしたの? ジェラール:気がついたか。 エロイーズ:私、どうなっていたのか?記憶が飛んでて。 ジェラール:そうか。 エロイーズ:まだ気だるさが抜けないわ。 ジェラール:それは毒のせいではないのか。 エロイーズ:毒? ジェラール:お前の体内にはもう十分な毒が染み込んでいる。いつ、その指輪を伯爵にもらった? エロイーズ:何なの?いったい何の話をなさっているの? ジェラール:では、質問を変えよう。これに見覚えがあるか。 エロイーズ:そんなもの…知りません! ジェラール:お前の宝石箱から出てきた。ということは香水か。 エロイーズ:知らない。私のじゃないわ。