このころ、雪深い北陸本線に河辺一の姿があった。河辺は列車の自動制御装置の実験に明け暮れていた。時速200キロを超えると、運転手の一瞬の判断ミスが大事故に繋がる。緊急時に列車を自動的に止める装置が不可欠だった。河辺はレールに低周波の信号を流し、走行中の列車の動きを制御するATCシステムを研究していた。実用化のためにはどんな気象条件でもATCが作動しなければならない。雪の降りしきる北陸本線で実験が続けられた。新幹線の実用化のためには173の課題があった。レール、パンタグラフ、車体強度、どれも最高の技術が必要だった。 同时,河边一正在积雪很深的北陆干线上,专心地进行自动刹车装置的实验。当时速超过200公里时,驾驶员的判断失误有可能导致重大事故的发生。因此,在紧急状况下,自动刹车装置是很必要的。河边正在研究ATC系统,这种系统可以给轨道传输低频信号,从而自动停止列车。为了能够得到广泛推广,这种ATC装置必须要在任何天气状况下都能工作。因此,他一次次地在积雪很深的北陆铁路线上进行实验。新干线的开发面临着173个课题,轨道、导电弓、车体强度等等,每一个课题都需要最先进的技术来进行解决。