インターネットの掲示板「2ちゃんねる」の 創設 者の男性が、掲示板を運営する海外の会社によって得た広告収入の一部を申告しなかったとして、東京国税局からおよそ1億円の申告漏れを指摘されていたことが関係者への取材で分かりました。申告漏れを指摘されたのは、国内で最大規模のインターネットの掲示板「2ちゃんねる」の創設者で、元管理人の西村博之氏です。西村氏は4年前に掲示板を管理・運営する権利をシンガポールの会社に 譲渡 したと公表していましたが、関係者によりますと、その後もこの会社を経由して掲示板の広告収入を 報酬 として得ていたということです。広告収入は去年までの4年間に合わせておよそ3億5000万円に上り、西村氏はこのうち会社から受け取った1億数千万円を個人の所得として申告していました。しかし、東京国税局はシンガポールの会社に実態が 乏しい ため、3億5000万円すべてが西村氏の個人所得と判断し、期限までに申告が行われなかったおよそ1億円について申告漏れを指摘したということです。 過少 申告 加算 税などを含む 追徴 税額は3000万円に上り、すでに 納付 されたとみられます。西村氏はNHKの取材の申し入れに対して今のところ回答していません。