アメリカと中国が安全保障や経済を中心に幅広い課題について話し合う戦略経済対話は、2日間の日程を終えて間もなく閉会しますが、焦点となっているサイバーセキュリティーの問題をめぐる米中両国の立場の違いが 浮き彫り になっています。米中両国が安全保障や経済を中心に幅広い課題について話し合う戦略経済対話は、ワシントンで2日間の日程で行われています。今回の対話はオバマ大統領と習近平国家主席が先月行った首脳会談で、米中両国が新しい形の関係の 構築 を目指していくことで一致した流れを受けて行われています。対話2日目の11日は米中双方の閣僚らと経済界の代表による 会合 が行われたのに続いて、戦略部門の対話が行われ、バーンズ国務副長官と楊潔篪国務委員が出席しました。この中でバーンズ副長官は、「サイバー攻撃で情報を盗み取る行為について、米中両政府が新たに設けた作業部会で話し合い対応していく」と述べました。これに対し楊国務委員は、「インターネットの安全をめぐるルール作りは主に国連の場で行うことが各国の利益となり、不要な妨害を受けることもない」と述べ、中国はアメリカとの作業部会には応じるものの具体的なルール作りについては、あくまでも国連の場で進めるべきだという考えを強調し、サイバーセキュリティーの問題をめぐる両国の立場の違いが浮き彫りになっています。 中美战略与经济对话以安全保障及经济为中心,就众多问题进行交流。对话为期2日,即将闭幕。围绕“网络安全”这一焦点问题,中美立场明显存在分歧。中美两国在华盛顿召开为期2日的中美战略与经济对话,以安全保障及经济为中心,就众多问题进行交流。上月,美国总统奥巴马与中国国家主席习近平召开的中美两国首脑会谈上,中美两国以构筑新型关系为目标,而本次对话延续了上次会谈精神。对话第二天的11日,紧接着中美双方部长及经济界代表会议,举行了战略部门对话,美国副国务卿伯恩斯及中国国务委员杨洁篪出席了对话。其中,美国副国务卿伯恩斯表明,“中美两国政府将新设网络安全工作组就网络攻击盗取信息的行为继续进行讨论。”对此,中国国务委员杨洁篪表示,“网络规范制定主要在在联合国进行。这样,各国能从中获益,并规避不必要的阻碍。”中国回应美国及网络安全工作组,强调了网络规范制定必须在联合国进行。对于网络安全问题,中美两国立场明显存在分歧。