スペインを訪れている皇太子さまは、歓迎の晩餐会で挨拶し、日本とスペインの交流の発展を願う気持ちを述べられました。日本との交流400周年を迎えたスペインを公式訪問中の皇太子さまは、現地時間の12日、首都 マドリード の王宮を訪れ、晩餐会を主催するフェリペ皇太子 夫妻 らと挨拶を交わされました。続いて始まった晩餐会には、交流400周年事業の関係者や日本と関係の深い文化人などおよそ100人が招かれ、フェリペ皇太子の歓迎のスピーチに続いて、皇太子さまが挨拶に立たれました。皇太子さまは、挨拶の後半をスペイン語でスピーチし、東日本大震災でスペインから寄せられた支援や励ましに触れ、「『 逆境 の時の友が真の友』という諺の意味を、我々日本人は改めて深く噛み締めました」と述べられました。そして、「400年にわたる交流が、将来に向けて発展し、若い世代にさらに引き継がれることが重要です」と話されました。これに先立って、皇太子さまは、サッカーのスペイン1部リーグの強豪レアル・マドリードの 本拠地 「サンティアゴ・ベルナベウ 競技場 」を視察されました。皇太子さまは、8万5000人収容の巨大な スタンド からピッチの中央に降り立ち、 にこやか な表情で競技場について説明を受けられていました。