アメリカオバマ政権の次の 駐日 大使としてケネディ元大統領の娘のキャロライン・ケネディ氏を起用する案が 浮上 していることを受けて、アメリカ国内では新聞各紙が外交経験のないケネディ氏が大使に適任かどうかをめぐり論説記事を掲載するなど、駐日大使の人事の行方に関心が集まっています。アメリカのメディアは2期目を迎えたオバマ政権の駐日大使として、現在のルース大使に代わって、ケネディ元大統領の長女でオバマ大統領の熱心な支持者で知られるキャロライン・ケネディ氏を起用する案が浮上していると、ここ数日相次いで報じています。このうち、アメリカABCテレビはケネディ氏との 単独 インタビューを放送し、このなかでケネディ氏は「大統領からのあらゆる要請に応じる用意がある」と述べ、 打診 があれば前向きに検討する姿勢を示しています。また、新聞各紙はケネディ氏の特集記事を組んだり、大使に適任かどうかをめぐり論説記事を掲載したりしています。シカゴ・トリビューン紙は「東 アジア 情勢が不透明感を増すなかで、外交や政治の経験がない素人のケネディ氏を大使にするのは疑問だ」と主張するなど、記事にはケネディ氏の起用に慎重な意見も多くみられます。