去年1年間に全国の山で遭難し、死亡したり行方不明になったりした人は、過去最悪の317人に上り、警察庁は本格的な夏山シーズンを前に注意を呼びかけています。警察庁のまとめによりますと、去年1年間に全国で起きた山岳遭難は前の年よりも45件増えて1676件で、遭難した人は、統計を取り始めた昭和36年以降で最も多い2085人に上りました。このうち、死亡したや行方不明になった人は36人増えてあわせて317人で、遭難した人と同様に過去最悪となりました。去年7月には、北海道の大雪山系のトムラウシ山で中高年の登山ツアーのメンバーが遭難し、8人が死亡するなど、死者、行方不明者のうち40歳以上の中高年が284人と、90%を占めています。また、遭難した理由では、「道に迷った」ケースが44%と最も多く、次いで「滑落」が16%、「転倒」が12%などとなっています。警察庁は、登山や山菜採りのブームを背景に中高年が遭難するケースが増えているとして、自分の体力に合ったコースを選び、日程に余裕を持った計画を立てるよう注意を呼びかけています。 去年一年间全国因登山遇难,死亡和失踪人数达到史上最多,为317人,警察厅呼吁在真正的夏季登山季来临之前要注意.根据警察厅统计, 去年一年间全国因登山遇难事件比前一年增加45起,达到1676起,遇难人数达到昭和36年开始实行统计以来最多的一年,为2085人.其中, 死亡和失踪人数增加36人共317人,与遇难人数同样达到史上最多.去年7月,在北海道大雪山系的富村牛山一队中老年登山旅行团的成员遇难,8人死亡事件.死亡,失踪者中40岁以上的中老年为284人,占了90%,另外遇难的原因中,”迷路”事件占44%为最多,其次是”失足”占16%,”跌倒”占了12%.针对登山和摘菜热的背景下中老年遇难事件增多的现象,警察厅呼吁民众选择适合自己体力的行程,制定一个时间充裕的计划.