反政府武装勢力によるテロや攻撃が続くアフガニスタンに推定で92兆円に上る、鉄や銅などの豊富な鉱物資源が眠っているとする、アメリカ政府の調査結果が明らかになりました。それによりますと、アフガニスタン国内には、鉄や銅、それに金などの鉱物資源の鉱床が各地で確認されたほか、コバルトやリチウムなど「レアメタル」と呼ばれる希少金属も大量に見つかったということで、その規模は、金額にすると、推定であわせて1兆ドル、日本円にして92兆円に上るということです。これについて、国防総省の報道官は記者団に対し、「適切に開発を進めることができれば、アフガニスタンの経済を大きく押し上げる可能性を秘めている明るいニュースだ」と述べて、アフガニスタンの復興の柱になりうるとの期待感を示しました。その一方で、鉱物資源の開発をめぐって、中央政府と地方の指導者の間で利権争いが生じたり、テロや攻撃を続けている反政府武装勢力、タリバンが、資源の獲得を狙って攻勢を強めたりする可能性も指摘され、豊富な資源の発見は、アフガニスタンの復興と安定を左右する要因となることも予想されます。 美国政府的调查结果显示,在反政府武装势力持续进恐怖袭击的阿富汗,推测埋藏有价值超过92兆日圆的铁和铜等丰富的矿物资源.据此,阿富汗国内各地确认了铁和铜及金等矿物资源的矿床分布,还发现了大量被称为 “稀有金属” 的稀少金属钴和锂等.其规模换算成货币价值估计合计一兆美元,相当于92兆多日圆.对此,国防总部的发言人对记者说, “如果能够有效开发,有可能大力推进阿富汗的经济.这是好消息.” 表示期待其成为阿富汗经济复兴的支柱.另一方面,针对矿物资源的开发,中央政府和地方政府领导产生权力斗争,持续进行恐怖主义袭击的反政府武装塔利班,很有可能暴力夺取资源,发现的丰富资源成为了左右阿富汗复兴和安定的重要因素.