この問題は、三菱UFJ証券のシステム部の元部長代理が、およそ148万人分に上る個人の顧客情報を不正に持ち出し、このうち4万9000人分の住所や年収などに関する情報を名簿業者に売却していたものです。元部長代理は、顧客情報にアクセスできるという特定の社員だけに許された権限を悪用して、会社のコンピューターから顧客情報をCDにコピーして社外に持ち出していました。三菱UFJ証券では、こうした権限を持つ社員は合わせて8人いますが、顧客情報へのアクセスはそのつど上司などが把握する仕組みになっていなかったため、元部長代理による不正な持ち出しも、顧客からの指摘を受けて、初めてわかったということです。会社では、社員が顧客情報にアクセスする際には、必ず二人で行い、使用目的を上司に報告したうえでそのつどパスワードを発行してもらうなどの措置を導入しましたが、ずさんな情報管理体制による信頼の低下は避けられず、抜本的な対策が求められています。 三菱UFJ证券系统部前部长代理将约148万人之多的顾客个人信息非法外带,并将其中49000人的住所,年收入等相关信息出售给名单贩子.该前部长代理是少有的几位可以访问顾客信息的职员之一,他正是滥用了这种权限将信息从公司计算机复制到CD上带出公司.在三菱UFJ证券中,拥有该权限的员工共有8人,但并没有建立上级在职员访问顾客信息时进行监管的机制,才使得前部长代理将信息外带.而且,此事还是在顾客对此提出质疑后,才被发现的.公司已规定,今后职员访问顾客信息时必须有两人同时在场,将使用目的向上级汇报后,由上级逐次发放登陆密码.但此举没能避免信息管理体制不善造成的信誉下降,公司现正在寻求根本的解决方案.