[00:00.00] [00:24.00]寂しがりやの少女 今日も絵を描く [00:36.00]消えてしまいそうな情景 未完成 [00:43.60]色がない [00:47.00]塗り潰しても描き足しても 届かないあの場所に [00:53.60]その眼には 色付く事はなくて [00:59.40]重ねた白と黒で 苦い色が溶け込んでく [01:04.80]追いかけて逃げる違和感を なんと呼ぶのだろう [01:11.30]重ねた嘘と嘘で 紙に滲む曖昧な色に [01:17.40]どうしようもなく ただ泣いてる [01:21.90]... [01:35.20]寂しがりやの少年 真似て絵を描く [01:47.10]飽きれるほどの情景 未完成 [01:54.80]不器用だ [01:58.20]描き直しても汚れて行く 挫折した少年は [02:04.90]「僕の眼を君の眼に与えられたなら」 悔しくて [02:13.50]重ねた色と色が 反発して紙を濡らす [02:18.90]捉えきれないこの世界を なんと呼ぶのだろう [02:25.40]出会った君の眼には 足りない物を埋めようとしてる [02:31.50]どうしようもなく その手を握る [02:36.80]... [03:01.20]ああ 泣かないで 捨てられてくその世界 [03:06.70]少しだけ恋を塗らせて [03:11.80]まだちょっと不器用で 不安定な物だけど [03:18.50]きっと僕が描いてみせるよ [03:25.10]... [03:26.10]塗れた絵具の中 悩んで染まる世界に [03:32.10]君は僕の手を取って描いてく 重ねてく [03:38.00]合せた君と僕で 淡い色が溶け込んでく [03:43.40]手に入れた眩しい世界を なんと呼ぶのだろう [03:49.80]重ねた色と色で 混ざって溶けるコントラストには [03:55.90]僕らが笑ってた [04:01.90]もう 泣かないで 捨てられてくその世界 [04:07.40]ずっと僕が色を塗るから [04:12.50]白い紙に浮かんだ 心映すその場所に [04:19.30]そっと君は愛と名付けた [04:25.90]