涸れた荒野をかわして走れ くずれる砂蹴り上げて空へ 突き放すように跳ねる衝撃は ひとりじゃ受け止められないはずなのに 君の小さな掌だけを こんなに傷つけ続けてゆくのなら 揺れるココロのスコープで 未来を捉えて 引き寄せあうように今 手と手重ねて 涸れた荒野をかわして走れ ぬくもりを伝えあう Windward Birds ならんで渡る鳥達のように 風上に立つ僕等 醒めない夢に流されるのは いつだって優しい記憶に逃げるから 君が生きてく場所はここなの 涙の欠片で紡いだこの星で 揺れる視線を預かり 同じ呼吸を数えて 銃爪の後ろはわたしが守るから 涸れた荒野の闇にしとめた 煙る夕陽の先へ Windward Birds 翼の上に湧き起こる西風 追いかけてゆく僕等