瞳の裏 なぜか はじめに映ったのは 指を切る幼影が 薄ら日に霞んだ 今でもまだきみのとなり 残ってる何かはあるの?問いかける 風が運んでくれるなら 応えも届くはず 子供の頃止めた 埃破った置時計 人指し指でそっと 何も言わず針を動かす はじまりの場所 名前のない私の場所 どこにいても 明日を探すと ずっと…… 誓うよ ずっと… 今でもまだ私のとなり 残ってるそれは何なの?問い返す こわれてしまうようなものなど 捨ててしまったけれど きみがくれた日々は 借りて行くには大き過ぎた 名前だけは残して あとは全部預けていくよ はじまりの場所 いつの日にか私の場所 帰り着いて すべてを優しく きっと…… 包むよ 立ち止まらずに行こう 振り返らず行こう 踏み出せなくなる その前に… 心まだ紅いうちに はじまりの場所 いつでも思い出していい 長い道を ひとりで ふたりで 一歩、一歩、一歩 確かに歩いて どこを目指し 何を見るのか 揺らがないと自分に この先 ずっと…… 誓うよ ずっと…