オーロラ輝く丘に 駆け出して 曇りかけた天井に 見上げれば 優しく照らす 星座の影ひとつずつ 指差しては 珍しくなぜか素直に 綺麗だと頷(うなず)いた 降り続く雪の色は 陽炎より儚(はかな)く サヨナラはまだちょっと早いね もう少しだけこのまま 落ちてくるメトロスノー 世界も白く染め上げてく 時に埋もれてしまいそうな 仲間はずれの星霜よ あしたの向こう側へと 二人の 二人だけの 季節が また過ぎていく 笑顔に濡れながら 息吹く緑の足音 近づく頃 いつもの不器用なわがまま 飲み込んで手を振った 降り止まぬ雪の音は 凍て付くように逆巻く サヨナラでいい声が聴きたい あと少しだけ call, with me 激しくもメトロスノー 心も白く染め変えてく 銀のしずくを散りばめては 静かに飾る結晶よ あしたの向こう側へと 二人の 二人だけの 季節が また溶けていく 夢際触れながら かじかむ小指絡め うつむいたまま背中合わせ 今年も雪がちらつく頃 待ち焦がれてた残像よ 激しくメトロスノー 世界も白く染め上げてく 次にどこかで会うときには 新しい命を感じよう あしたの向こう側から 二人の 二人だけの 季節が また降りてくる あなたを連れながら 世界も 染め上げて 染め変えて 世界よ 白くなれ 心も 染め上げて 染め変えて 心よ 白くなれ