[00:32.40]煩う現も微か 掠れた声も僅か [00:40.31]ぎらぎら ぬばたまの闇 沈んでいく [00:47.37] [00:47.62]絶えた望みを 可愛がる指の跡 [00:56.33]嗚呼 だけどひとり 取り残されたとはまだ思わない [01:03.52] [01:04.29]流れぬ時の側 朽ちてゆく病葉に [01:12.31]貴女なら何思うのかと問うてみれば [01:19.54] [01:19.82]月が最も 高く照らす頃まで [01:28.34]嗚呼 ぶつけ合った 命の余韻が止まない [01:35.93] [01:36.22]「瞬間と永遠は どちらがー番儚い?」 [01:44.15]比べて肩を落とす貴女が一番だわ [01:52.12]未来に見捨てられて 過去に爪弾きにされて [01:59.66]分かち合える寂しさなんて なんにも変わらないね [02:08.20]別に構わないけど [02:12.49] [02:28.32]紅蓮に塗れた喧騒 作り物の静寂 [02:36.31]どちらなら満足できるの 愚かしくて [02:43.60] [02:43.83]夜毎語らう 貴女を感じるほど [02:52.29]嗚呼 憎らしいわ 今宵はよく眠れそうね [02:59.96] [03:00.20]壊れつつある心も 生きるという事の怒涛も [03:08.16]疲れた顔もまたどうせ お互い様なんでしょう [03:16.02]私の為なんかに 貴女が泣いてくれるなら [03:23.68]月に帰ってしまおう…なんて それも悪くないかな [03:32.22]口には出さないけど [03:36.40] [04:07.52]日常も痛みもほら ふたり同じはずなのに [04:16.08]ときどき なぜだか貴女 やけに羨ましいの [04:24.23]例えば いつの日にか 或いは夢の中でもいい [04:32.20]長過ぎた永遠にも 終わりが来るとしたら [04:40.20]どこかの遠い場所に 貴女と私二人きりで [04:48.41]燃え尽きて目を閉じよう そういうのもいいかな [04:56.15]誰にも言えないけど [05:00.43]