遥か風に乗せて 祈りを空へ 風の行方 - 霜月はるか 虚ろに閉ざされた世界の果てで 僕らを遠く呼ぶ声を聞く 透き通る青の夢 どこか懐かしい色は優しく 淀んだ暗闇 彷徨う心 失われた輝きを 君と二人 取り戻してゆく 思いの軌跡を描いて 胸に抱いた絆 象る今は 空へと続く道標 風は大地を駆けて いつか辿り着く 光の彼方へ 堅く閉ざされた扉の向こうで 僕らは何を知るのだろう 汚れなき君の目に 映る懐かしい色は優しく 渦巻く欲望  悲しみの枷 闇に包まれた道を 君とならば 歩いて行ける 思いは奇跡を呼び起こす 腕を伸ばした先に 広がる空へ 終わらぬ夢を解き放ち 風の行方を目指す 鳥たちの群れに 心を重ねて 二人繋いだ絆 届ける明日は 空へと続く道標 汗は大地を掛けて いつか辿り着く 光の彼方へ