一途な眼差しさえ 冷たく遠ざけたまま 眠りにつく貴女を 切なく見つめているだけ 夜風が強くなるほどに 吐息はまた彷徨う 貴女の泪ひとひら 揺らめく月光に瞬いて 願う幸せ 壊した罪を 責めるように?射て貫く冴月 水辺に倒れかけた 貴女を抱きとめた日の 微かな温もりさえ この手を離れないままで 伸ばした指は もう何も触れられずに 彷徨う 一瞬未来映した 遥かな月夜の花鏡 過ぎた季節に儚く消えて 二度と戻るはずのない 酔夢 悲哀償うために 貴女に身を尽くせるならば 共にいられぬ未来でさえも 守り続けると誓う 密かに焦がれる想い 己に許されるのならば きっと貴女は たった一人の 永遠に愛を捧ぐ 恋人